『ひかりをすくう』を購入した

橋本紡さんの著作『ひかりをすくう』を購入した。千五百圓一寸。痛い支出ではあるが、橋本さんの書かれる作品は何れも素晴しく、好きなので躊躇せずに購入した。然し乍ら、然うであれば、發賣日に購入するのが道理なのだ。然し乍ら、機に惠まれず、購入する事が出來ずに居た。訣は實に簡單な事で、雨降りが續いて居たからだ。雨が降って居る中、書籍を購入したく無い。私が書肆に赴く際に使用する交通手段は徒歩、或は自轉車だ。二つの交通手段、共に、行きは兎も角、帰りの道中に購入した書籍を濡し兼ねぬ。これは看過出来ぬ事だ。到底許され得ぬ事だ。私が他人に私の有す書籍に對し、その事をされれば、私はその他人を絶對に許さぬと、起らぬ内から、然う確信出來る。故に長い間、と言っても三日だけだが、書肆に赴けずに居た。然し乍らも、本日は快晴とは言切れぬものの、晴れて居た。この機を逃せば何時に購入出來るか判らない。なので、この機を逃さぬ樣、急いで自轉車を漕ぎ、書肆に赴き、購入した。殘り一册だった。危うく購入出來ぬところだった。後少しでも購入に赴くのが遲れて居れば購入出來なかった。購入出來、本當に良かった。

2006-07-25T22:03:01+09:00